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朝は、バタバタと忙しく過ごす家庭が多い一方で、家族そろって朝食をとったり、趣味のガーデニングを楽しんだり、朝の時間を楽しむライフスタイルも増えているようです。
家づくりにおいても、朝を有効に、快適に過ごせる工夫をしたいもの。
今回は特に「朝の光」を活用する家づくりについて考えます。 |
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50代夫婦と娘1人、愛犬2匹という家族構成の住宅です。隣家に住むご主人の母親(80代)といずれ同居することを想定した住まいを新築されました。東南側に道路のある比較的ゆったりした敷地です。道路と平行に東南向きに建つこの住宅は南側にリビング、朝日の差し込む食卓を想定して、東側には大きなテラス窓のあるダイニングを設けました。ダイニングの前の広々とした芝生は、2匹の犬達の遊ぶスペースです(図1)。ご主人は大の愛犬家。仕事柄、朝の早いご主人ですが、新鮮な朝の光の中で朝食をとりながら犬の姿を眺めることができます。また犬達もテラス窓を通して家族の姿を見ることができます。ときにはお母様や宿泊客を交えて、さわやかな朝のテーブルを囲むこともあります。人なつっこい2匹の柴犬は来客の誰にでも愛嬌を振りまきます。
奥様の趣味は園芸。庭にも室内にも丹精こめた鉢物が並んでいます。植物の冬越しのため、庭の一角に温室を作りましたが、2階の寝室横にも鉢物を楽しめる小さなサンルームを作りました(図2)。東と南からの光を受けるサンルームは植物にとって最適な場所です。すわり心地のよい肘掛け椅子を置いて、1階のリビングとは一味違うくつろぎのスペースとなりました。
昼間はお勤めに出かけてしまう娘さんの部屋(2階・洋室)は東向きに。朝、カーテンをあけると部屋はさわやかな光に包まれます。気持ちのいい1日のスタートです。浴室には東側に坪庭があり、それを眺められる窓と天井にもトップライトを設けています。
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東向きのダイニングのテーブルに座って朝食をとりながら、愛犬の遊ぶ姿を眺められる設計。来客や親戚の出入りが多いので、数人が入れるキッチン・ダイニングの広さを確保しました。2階の南側がサンルーム。
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1Fの西側にお母様用の寝室をつくり、両隣に専用の和室とトイレを設置。トイレは両方に扉をつけ、介護が必要な場合に備えています。来客や親戚の方が宿泊することも多いので、各部屋はゆとりのあるスペースとし、フレキシブルに使える部屋(2階の西側の和室など)も作りました。
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2階のサンルームを寝室側から見たところ。周囲には広縁があり、窓を開放すればさらに広がりが感じられます。夜は間仕切りの戸を閉めて、朝の日光が寝室に差し込むのをさえぎります。
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企業組合 花設計工房
1972年設立の東京パースを前身に、1988年、女性建築技術者の会を通して知り合った仲間たちにより、企業組合花設計工房設立。以来、生活に視点を据えて、住宅設計を中心に大工さん、職人さんとのコミュニケーションを密にした現場監理を行っています。「家は買うものではない」でメンバーの意見一致。住み手に合わせて創るものであるはずだと考えています。
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| 桧垣葉子(ひがき・ようこ)/1948年東京生まれ。女子美術大学芸術学科造形学卒業。アルフレックスジャパン、レーモンド設計事務所、小川設計を経て花設計工房に参画。女性建築技術者の会会員。 |
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