| 若者の間で卓袱台が人気なのは、1人暮らしの狭い部屋を少しでも広く使いたいというニーズに適っているためかもしれません。ダイニングセットやソファなどの西洋の家具は、使う目的が明確なので、空間の使い道が限定されてしまいます。それに対し、卓袱台は使わないときに折りたたんで仕舞え、空間を目的に合わせて自在に変化させることができるのです。日本の住まいとって、空間というのは何の性質も持たない、空っぽなものであることが基本。道具を持ち込むことによって初めて、部屋の用途・機能が決まるのです。卓袱台を置けば茶の間に、布団を敷けば寝室に、来客時には客間になり、フレキシブルに使えます。ときには華道など、和の趣味を楽しむ部屋にするのもよいでしょう。
また、季節ごとに暖簾や座布団カバーを交換したり、節句人形を飾ったりするだけで、部屋の雰囲気をガラリと変えることができます。サイドボードの上を床の間に見立てて、香炉や生花を置くのもよいでしょう。こうした日本的な季節感を大切にする美意識を生かす「しつらい」は、洋室にも応用できます。
卓袱台
「円」という形は基本的に「上座」をつくりません。和気あいあいとしたくつろぎ空間を演出するための和のエッセンスです。大正時代から戦後に至るまで、日本の住文化において「一家団らん」を象徴する家具であり続けました。たたんで仕舞うことができ、限られた空間を有効的に使えるのが特長。脚付きの座椅子を使えば、足が疲れません。
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合理的で機能的な「洋」の現代デザインと、沓脱ぎと床座に根ざした「和」の暮らし――この2つの調和から生まれる、新しい日本のスタイルに、ぜひ挑戦してみてください。
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畳ベッド
畳の肌触りや通気性の良さを生かしたベッド。和室がなくても、イグサの香りに安らぎながら、眠ることができます。ベッドサイドのテーブルは、収納ボックスとして重宝するほか、座布団を置くことでイスにもなり、上蓋を外せばトレーとして使うこともできます。 |
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