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おしゃれな街、代官山の一角。どう見ても倉庫に見える建物の外階段を3階まで上ったところに、こぐれさん夫妻の住居があります。中に進むと、いきなり目にとび込んでくるのが中央を貫く長い通路。この通路をはさんで北側の棟に寝室・バスルーム・こぐれさんのアトリエ、南側の棟にキッチン・ダイニングという間取り。
「これがすべてです! 普通だったら、これだけの通路のスペースがあるのならリビングを造りますよね。でも私たちは、この通路のようなテラスにぞっこん惚れ込んでしまったのね。リビングが無くっても、雨にぬれてもいいじゃないのって」
通路への思い入れは、こぐれさんが一番気合を入れたという床のタイルからもうかがえます。 「あんまりキチンとしたタイルにしたくないねって。それでだらしない<^イルを買いにモロッコまで行きました。少し欠けていたり釉薬(ゆうやく)がはげていたり。でもその出来そこないのタイルが私たちにはチャーミングだった。
新聞チラシの間取り図に「私だったらこうするな」と、赤ペンで修正するのが趣味というこぐれさんです。18年間住んだ家を建て替え、初めて一から家づくりをするに当たっては、並々ならぬ思いが。
「私は密閉された場所というのが苦手。今までマンションに住んだことがないのもそれが原因だと思うの。だから、とにかく開放的で空気が流れる家。家の中に空気のよどんだ場所を造りたくなかったのね」
というわけで、丸見えの浴室、仕切りのないトイレ。希望通りちょっとヘンな家ができました。 |
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キッチンから向かいのバスルームを眺めたところ。「浴室が丸見え、トイレも半分丸見え。やっぱりヘンな家でしょう?
でも開放的で気持ちいいわよ」。 |
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倉庫のような素っ気無い外観もこぐれさんのお気に入り。1、2階は夫(写真家の小暮徹氏)のスタジオ。 |
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ダイニング側から見たキッチン。鍋やフライパン、グラスなどはぶら下げ収納で、そのまま装飾にもなっています。ぶら下げ用のフックなどはパリで探したもの。 |
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