住まいの新築をお考えの方々を全国の工務店がお手伝いする、住まいの情報サイト
注文住宅なるほどサイト いい家ネット
ホームサイトマップお問い合わせ
サイト内検索
ホーム > 暮らしの役立ち情報 > 著名人が語る「私のこだわり空間」 > コレクションに囲まれて ホテルオーナー 三谷恭子
著名人が語る「私のこだわり空間」09




ホテルオーナー 三谷恭子さん

白馬で小さなホテルを経営する三谷恭子さん。独創性あふれる空間づくりがインテリア好きの人たちを惹きつけます。
ホテルオーナー 三谷恭子さん 東京でテキスタイルデザイナーを勤めた後、1975年、四季のある生活を求めて長野県に移住。インテリア、布、食、器に興味が集中してきたのを機に、それを生かすための2つ目のホテル「KASUKE山荘」を1995年にオープン。インテリアやフードコーディネーターの仕事を生かしながら山荘を経営。
リビングルームは恭子さん、省造さんが大好きな音楽を聴く部屋でもあります。ソファにかけたキリムは壁掛け用のもの。「大きなソファは豊かな気分になれますね」と恭子さん。
 
スキー場で有名な長野県・白馬。三谷恭子さんはご主人の省造さんと共に、ここで部屋数4室だけの小さなホテルを営んでいます。幹線道路から小道を入った小高い丘の上にあるその建物は、一見して普通の別荘風。普通の家と変わらない玄関扉から中に入ると、そこにロビーやフロントはなく、最初に通されるのは三谷さんのリビングです(写真上)。

「客室とバスルーム以外は、すべて私たちの生活空間でもあるんです。だから、家具も食器も業務用のものは何ひとつ置いてない。それどころか、自分たちが好きで集めてきたモノ、それも一番好きなモノをお客様の目に触れる場所に飾っています」

そもそも東京でテキスタイルデザイナーとして働いていた恭子さんが、白馬に移り住むことになった背景には、「コレクションを活かす」という目的がありました。

「染色の仕事で京都へ行くたびに和食器を買ったりして、器や布や家具がアパートからあふれるくらいにたまっていました。グラフィックデザイナーだった省造さんも同じです。20代の半ばまでは仕事一筋でしたけど、突然"いい仕事をするにはいい生活をしなきゃあ"という哲学が芽生えて(笑)。2人で、コレクションを全部使ってしかも生活していけることって何だろう…と、そう考えてスタートしたのがペンションでした」

2軒目の宿泊施設となる現在のKASUKE山荘は、その"いい生活"のお手本として、インテリア雑誌に紹介されることも多く、これから家を建てる家族が、建築家や工務店さんを伴って宿泊するケースもあります。家づくりの準備にお金をかける時代なのだな、と実感されているそうです。
ホテル「KASUKE山荘」は林の地形をそのまま生かした複雑な間取り。「省造さん、どこですかぁ?」と当のご本人たちも常に探しあって。
KASUKE山荘
長野県北安曇郡白馬村神城沼ノ原3633−3
http://www1.ocn.ne.jp/~kasuke/

キッチンの壁(上)と廊下の壁に飾った古い調理道具。「実際に使われていた道具を飾るのが好き。ワイヤーは壁に映る影も美しいでしょ。

 
恭子さんたちがお昼ごはんを食べることの多いダイニングルーム。テーブルクロスはバリの布。食器は和洋折衷の料理に合うKASUKE山荘のオリジナルです。

実家が呉服屋さんで小さい頃から布は身近な存在だったという恭子さん。
唯一、尺貫法でつくられた和室。テーブルの布はインドネシアのアンティーク。
白馬を選んだ理由のひとつが雪の降る土地ということでした。

「私自身はスキーをしないのですが、雪が大好きで(笑)。雪があってこその四季だと思っていますしね。でも、寒冷地の家づくりにはいろいろ問題もありました。ひとつは暖房の問題。できればすべてを床暖房にしたかったのですが、古い家具や調度を置くとダメになるし、植物はすぐに枯れてしまいます。だから古い家具を置くと決めた場所には、最初から床暖房を抜いてあるんです。その分、パネルヒーターで補っています」

民家の古材を使いたいと考えていた三谷さんは、同じ雪国の新潟から民家3軒分を運んできました。古材はリビングや客室の柱や梁に使われ、深い味わいを見せて家具や布を引き立てています。

部屋中に配された様々なコレクションの中でも、ひときわ存在感を放っているのが布類です。

「私は最初から何々用と決めて布を買うことはしないんです。洋服用でもインテリア用でも、柄が気に入ると多めに買ってきて、全部自分で縫って、ベッドカバーやテーブルクロスなどにします。部屋のインテリアを決める場合は、まず面積の一番大きい布、敷物やソファ掛けなどですね、その布を決めてから次にテーブルクロスなどの小さなものを決めていけば間違いないと思いますよ」

三谷さん夫妻は、毎年4月に1ヵ月間、イギリスのフラットと呼ばれるアパートを借りて、アンティークショップや蚤の市を回ります。

「初めてイギリスへ行ったとき、普通のお宅のキッチンを写真に撮らせてもらおうとして驚きました。よけるものが何もないんです。日本の台所だとカラフルなプラスチック素材のものなどがあって、脇によけてから撮影したくなるでしょう? そういうものが何もなくて、木べら、土鍋、ホーロー…、使い込まれたものがそのまま全部絵になるの。ああ、古いものをちゃんと使って生活するのって素敵だなぁと思いました。それから、アンティークの台所道具や食器を次々に集めるようになりましたね」




コレクションというのは、いくら好みがはっきりしていても、年齢と共に趣味が変わっていくことも多いもの。

「私の場合も少しずつ変わってきています。そんなときには、強引にどこかに置こうとしないで、似合う場所が見つかるまで"とりあえずの棚"に置いておいて、じっくり場所探しをしてから移動するようにしていますね。まったく異質なものであれば、異空間を別につくることです」

モノたちが慎重に置き場所を与えられ、恭子さんの生活に溶け込んでいるからこそ、ギャラリーのように美しいのに温もりを感じる空間となっているのでしょう。スキー板を積んできても滑らずにホテルでくつろぐお客さんが多い、というのもうなずけます。



リビング、トイレ、バスルーム。様々なところにイタズラっぽく存在する素材違いのヒトデコレクション。「宇宙っぽい感じ」が恭子さんのお気に入り。
お2人の寝室に「異空間」として隔離されている、密かなコレクション「アンティークペンギンたち」。




リビング横のキッチンはカウンターで朝食をとったり、友人がきたときにコーヒーを飲みながらおしゃべりしたりするスペース。ワイヤーや籐のバスケット、昔お菓子屋さんで実際に使われていたガラス瓶、色の美しいホーローなどが空間を楽しく飾ります。
「実はこれ、イギリスの田舎で拾ってきた窓枠なんですよ(笑)」。棚をつけてガラスをはめ、置き場所が決まらないものの「とりあえずの棚」として活用。
ケーキ型とスコーンの冷やし網も壁飾りに。
床暖房で枯れてしまわないよう、室内の植物鉢にはすべてホルダーを使っています。
写真=田中 誠
PHOTO=Makoto Tanaka
会員サービス
リニューアル記念 平面図作成ソフト 無料ダウンロードできます!
工務店検索
施工例検索
見学会検索
特集 匠がつくる「いい家」
住宅コンテスト TH大賞作品集
家づくりの知識
工務店の家づくりの魅力
特集 匠がつくる「いい家」
ノウハウを学ぼう
プランを考えよう
家づくりのお金と法律
暮らしの役立ち情報
著名人が語る「私のこだわり空間」
暮らしのセンスアップ講座
女流建築家の提案プラン
ワガママ夢空間
住まいのお手入れ虎の巻
おすすめ快適goods
そして、新しい可能性の発見
暮らしを変えよう。トステムのリフォームマジック
マイホーム完成の「安心」システム
「いい家ネット」について ・個人情報保護方針 このページの上部へ
株式会社 トステムハウジング研究所
Copyright 2005 TOSTEM HOUSING RESEARCH CO.LTD. All rights reserved