とよださんのつくる庭には、バーベキュー炉やあずま屋風のサマーハウスなど、「長居できる」場所が設えてあります。それは、庭は「見る」場所ではなくて「出ていく」場所、というとよださんの庭づくりのコンセプトの表われ。
「もちろんお客様のオーダーがあってバーベキュー炉をつくるわけですが、庭に出ていくためのいろんな仕掛けをしますね。人間ってワガママだから、たとえば下がぬかるんでいると出るのがおっくうになるだろうから、すっと出ていけるようにテラスに石を貼るという風に。そうして庭に出ていくと、部屋から見ていたときには横からしか見えなかった枝を、下から見上げることができるかもしれない。木と交わることができますよね。ピクチャーウインドウから眺めていたときには平面だった景色が、立体的になる。庭の醍醐味がぜんぜん違いますよ、どんなに小さな庭でも。そういう空間をつくることによって、より自然の有り難みを感じることができるようになると思います」
景観が悪くなるのは自然の風景のせいじゃない。後から入っていく人間のせい。だから、家を建てたなら周囲には木々を植えて、街の景色に溶け込ませよう――。とよださんのデザインには、そんなメッセージが込められています。

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寝室側からバスルームを見る。天井が斜めになっているのは、気持ちが景色の方へそのまま広がっていくように。白と茶色を基調としたシンプルな空間のなかで、オフィストヨダの庭園施工スタッフが積み上げた石積みの暖炉が、存在感を放っています。
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| リビングのソファに座って正面を見る。「ピクチャーウインドウのなかに収めるのはもったいないくらいの景色だったので、壁の白い角を上まで通して、窓枠が孤立しないようにしました」。夜はハイサイドライト(高窓)を通して星空が見えます。
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| ウッドデッキ側から建物を見る。窓を大きく切っただけのシンプルなつくりで、建物自体の存在感も極力なくすデザイン。星空や夜景を楽しむために照明も少なくし、暖炉の火やキャンドルを照明代わりに。 |
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