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著名人が語る「私のこだわり空間」23




タレント カイヤさん

テレビのトーク番組などで活躍するタレントのカイヤさんは“芸能界のインテリア女王”という異名を持つ大のインテリア好き。「お金をかけずに楽しむ」リフォーム技とは。
タレント カイヤさん
トルコをテーマに最近リフォームした2階寝室で。「帰宅すると猫4匹がここで寝てるの。夜は子供たちがやってくるし、友だちがきてもここで話し込む。わが家で一番人気の場所ですね」
明るいキャラクターと個性的なセンスで、テレビを中心に活躍するタレントのカイヤさん。『ヴォーグ』などファッション誌のスーパーモデルとして、世界を舞台に活動した後、1990年、俳優の川崎麻世さんとの結婚を機に来日しました。引っ越し好きでリフォーム好き、としても有名なカイヤさんのお住まいを訪ねました。

1階のリビング・ダイニングは、木製の家具で統一したアメリカンカントリー。キッチンやお庭を案内してもらった後、「じゃあ2階へどうぞ!」と促されてカイヤさんの寝室へ。ドアを開けるとそこには何と、ブルーに彩られたイスラム風空間が広がっていました。

「サプライズでしょ(笑)。出演しているテレビ番組でトルコ風のリフォームをしたとき、それがすごく素敵だったので、私もやりたいと思って。イメージ通りにするのはすごく大変だったけど、見つけられないものは全部自分で手作りしたから、大満足よ」

大変だったのは、壁と天井に重みのあるタイルを貼ったこと。カイヤさん自らタイルを切り、ハシゴに登って1枚1枚ボンドで貼っていったのだそうです。

「最初ディスカウントショップで、タイルを切りたいんですけど…と言ったら、とっても難しいから女の人には無理だよ、と言われて。それでも負けないで、大丈夫ですからと言ってタイルを切る機械を借りて自分でやりました。もしも誰かに頼んだら、絶対に自分風にはならなかったでしょうね」

ベッドの天幕もこの色を出すために、カーテン屋さんで買ってきたインドの布をお風呂で染め、ベッドカバーもシーツも自分で手作り。外でどんなにストレスを感じて帰ってきても、この天幕の下に横たわると、ピースフルな気分になって癒されていくそうです。
「いろいろ探したけど、これ程きれいな柄はない」とお気に入りのタイルと、灯りを入れたトルコのランプ。

アメリカ風の外観が気に入ったという都内の一戸建て。白い玄関、星条旗、樽に寄せ植えしたグリーンが軽快なエントランス。


ウッドデッキで、イタリアングレーハウンドの「ラファエル」と、ミニチュアピンシャーの「シャンタール」と一緒に。緑で囲まれ、ご近所とのプライバシーを保てる庭です。
黄色、青、白がテーマカラーのシオンくんの部屋にはカイヤさんが必死で探した「車のベッド」が。
現在はトルコ風インテリアに夢中というカイヤさんですが、その前はアフリカン、ネイティブアメリカン。あるときはフレンチ、またあるときはサンタフェ風、イタリアンという具合に、毎回テーマを変えてガラリ、とリフォームしてしまうのがカイヤさん流です。

「モデル時代に、世界中をかけまわっている頃に見たインテリアが、どれもすごく素敵だったから」

スーパーモデルとして、華やかで厳しい世界にいながら、その土地土地で感性を刺激され、記憶のなかにしみ込んだインテリア空間を、カイヤさんはいま、自宅のなかに少しずつ呼び戻しているかのようです。そして、米国シカゴ生まれのカイヤさんが何でも手作りしてしまう血は、お祖父さんゆずりとか。

「お祖父さんの趣味がペインティングだったの。週末になると一緒にホームセンターやディスカウントショップへ行って、家具や部屋の壁をペイントしていました。それが、すごく楽しかった。あまりお金をかけないで、というのがポイントね。お金をかければ誰でもリフォームはできるけれど、本当に自分の個性はだせないと思う。手作りするから自分のイメージ通りの色がだせるし、自分の個性もだせるよね。そして、きれいに掃除しておかないと、私はリラックスできないんです」

そんなインテリア大好き、という血は、長女ケイトさん(14歳)にも長男のシオンくん(7歳)にも引き継がれています。


いまやトーク番組にインテリア番組にと幅広いジャンルで活躍のカイヤさんですが、日本にきて間もない頃、子供が小さくて自由に仕事もできず、家具も思い通りに買えない時代もありました。そんなときでも、カイヤさんは子供だちと一緒に、木で手作りしたベンチを赤や黄色、青に塗って楽しんでいたそうです。

「大丈夫、いいことがきっとあるよ〜って(笑)。だから、その頃英会話教室を始めるのに、手作りした4つの収納ベンチは今も捨てられません。20回以上も塗りかえたんじゃないかな」

1階のリビング・ダイニングは、この収納ベンチをはじめ、テレビや電話などの家電もすべて木製のラックに収納。スペースを何よりも大切にしました。ウッドデッキの庭までつながる広々した空間を、4人の家族、2匹の犬、4匹の猫、1匹の猿、1羽のインコが仲良く共有しています。

1階のリビング側からダイニングとキッチンを眺めたところ。古い道具や布、木の家具など温もりにあふれた空間です。壁のレンガも、カイヤさんが貼ったもの。
現在グァムに留学中のケイトさんの部屋。「ピンクと黒の色合わせとか、彼女は美的センスがあるようね」

2階にある子供専用のバス、トイレルーム。エンジェルの置物など夢一杯に飾りつけた空間です。



「近著『Home Sweet Home』(別冊美しい部屋/主婦と生活社)には、カイヤさん流インテリアが詳しく紹介されています。
ホームページ
http://www.caiya.net
2004年6月、自由が丘にアンティークアクセサリーとカイヤさんのデザイン衣装の店をオープン。「この車を見かけたら手を振ってね!」
カイヤのお店「
東京都目黒区自由が丘1-21-5
TEL:03-3718-9661



米国シカゴ出身。1983年より、ファッションモデルとして、アメリカ、イタリア、フランス、ドイツ、日本など世界各地で活躍。1990年、俳優の川崎麻世氏と結婚。一女一男の母。テレビでの芸能活動のほか、『カイヤの英会話“ハートでトーク”』(KKベストセラーズ)、『カイヤのアンチエイジング』(イーストプレス)『HOME SWEET HOME』(主婦と生活社)などの著書がある。


1階キッチンからダイニング、リビング、その先にのびる庭を見る。家具は低く少なくし、家電もすべて木製ラックに収納して、子供や動物が走り回れるのびやかなスペースをつくっています。中央に見える三角屋根の家(小屋?)は、カイヤさんがデザインしたリスザル「テキエロ」の部屋。トレードマークのハート入りです。


写真=狩野吉和(有限会社フレンズ)
photo=Yoshikazu Karino
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